百間滝

長野県の滝・木曽町

百間滝
百間滝
百間滝百間滝
百間滝


 木曽御嶽山周辺には沢山の滝が存在し、
  長野県側に唐沢の滝尾の島の滝新滝清滝・こもれびの滝・不易の滝・そして百間滝群、
  岐阜県側に仙人滝白糸の滝緋の滝・材木滝・胡桃大滝、更に百選に選ばれた根尾の滝等、
  名のある滝だけでも物凄い数、それだけ御嶽山が豊富な水に恵まれた山であることの証でしょう。

 さて、本題の百間滝群、登山道を約1時間、途中一度も視界が開ける場所はありませんでしたが、展望台付近は一気に開け素晴らしい眺めが眼下に広がります。

 滝は予想以上に遠方、マイナスイオンを肌で感じることができないものの、落差は50m前後、遠方からでもかなり大きい滝であると感じます。
 訪問時は突き抜けるような青空に心地よい風、御嶽山を臨みながらの百間滝群は素晴らしく、予定滞在時間を延長することになりました。


 「何故に滝群?」なのか、それは展望台から百間滝の他、無名滝を含めて5滝を同時に眺めることが出来るからです。訪問前にはそれぞれの位置関係が不明瞭でしたが、展望台から全てを見下ろせることを自身の目で確認できました。下↓の画像に百間滝を含む5つの滝が写っていますので探してみて下さい。




百間滝群

 見つかりましたか? 滝は右側上方から百間滝、下に進んで無名滝を挟み雄蝶の滝、画像中程に雌蝶の滝、更に左側に見える末広がりの滝が大正滝です。

どれも百間滝に引けを取らない見事な滝です。
 御覧のとおり全ての滝はかなり遠い位置になりますが、一つの場所からいくつもの滝を同時に眺める事ができるのはこの場所ならでは、目の前に広がる見事な景観がおわかり頂けるのではないでしょうか?
 尚、展望台は百間滝をやや左側からの眺める感じ、正面からは展望台よりも手前の百間滝小屋付近からがベスト。

 アクセスは三通り(7合目から下山、6合目を横断、4合目から登山)あり、6合目黒沢口から続く登山道を利用すると約1時間前後で目にすることができます。
 当初、四合目から油木美林を抜け登るルートも考えましたが、2時間30分という時間に加えて自己体力を考え最短ルートを選択しました。
 高低差は少ないと思っていたものの、幾つか沢を横断するためアップダウンは予想以上でした。
 勿論、四合目から登るよりは楽と思います。登山道は所々朽ちている箇所もありましたが、定期的に整備されているようで真新しい木組みもちらほら、迷うような場所はありませんでした。
 ただ、豊富な水を湛えている山、非常の苔が多く滑りやすい場所が多々あります。

 当然ですが思いっきり山、御気楽気分では危険な上に、天候も激変が予想されますので雨具の準備もお忘れなく。

 滝画像では突き抜けるような青空ですが、数十分後にはアッという間に広がり山は雲の中、山の天気が変わり易い事は認識していますが余りの変わりように驚きました。

滞在途中で撮影した展望台付近、既に雲に覆われ、青空の欠片すら見えません。
 滞在時間をかなり延長、ギリギリまでねばりましたが空の状況は更に悪化、雨が降りそうな位に雲が厚くなってきたため、急いで駐車場に戻りました。


 展望台
 展望台

案内板
分岐


【アクセス情報】

 国道19号線(中山道)⇒ 元橋交差点を御岳方面⇒ 県道20号線⇒ 県道473号線(御岳ロープウェイ方面

 道なりに進み分岐を左・ 六合目黒沢口・中の湯方面(ロープウウェイ方面ではないので注意)

 道路は全て舗装、六合目黒沢口駐車場は大型バスが停められるほど広いです。(入口は地図看板の左)
 駐車場駐車場


 油木美林・百間滝方面へ
 入口入口


 七合目及び百間滝・四合目分岐 ⇒ 百間滝小屋
 分岐百間滝小屋




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