骸骨滝


 日本の滝百選 (赤目四十八滝)

  三重県名張市

骸骨滝(がいこつたき)・赤目四十八滝《日本の滝百選》・【三重県名張市】

 落差2m 、水量は適度、
 滝単体の印象は 本質(落差)的 に ビミョ〜 ( 滝巡りの話 16話 ・ 17話 参照 )

 滝名が示す通り 岩の造形を愉しむ タイプで、滝はオマケ?



 滝巡りの話  第20話   『 視覚? 聴覚? それとも ?  』



 今回は 不思議な現象 についてのお話


 骸骨滝の岩 を見て、誰もが 骸骨 をイメージできるかわかりませんが、私は一応見えました。
 おそらく、 丸い部分が 頭 に見える かどうかがポイント?



 この滝に限らず、 岩の造形が動物等に見える ことは良くありますよね?
 岩以外にも 雲の形 や 月の模様 から何か思い浮かぶ といった経験は、誰にでもあると思います。

パレイドリア そのような現象のことを パレイドリア (効果・現象)、
 そのうち、3つの点が集まった図形が人の顔 ('_') に見えることを、
 類像(シミュラクラ)現象 というそうです。


 右の画像は静岡県にある滝ですが、 真ん中の岩 に何か見えますか?

 他にも滝好きであれば経験があると思いますが、
 滝前で 背後または周囲から人の声が聞こえる あの不思議な現象、
 これも パレイドリア らしいです・・・。



 さて、自然豊かな場所に足を踏み入れると、既存の 五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚) が研ぎ澄まされると同時に、 それとは違う 何か 別の感覚 が存在しているのではないかと思うことがあります。

 パレイドリア は 五感 を通して得た情報から認識していますが、
 五感 とは違う 何らかの受容体 があり、それも一つではなく 複数 
 それらが単体、もしくは複合的に 何か を感じているのではないかと・・・。



 特に滝との出逢いは驚きと感動の連続、事前に画像や映像等で確認していても、 実際の滝前とは全くの別物 
 そこには 無限の魅力(何か) が存在しており、 五感 だけでなく 何らかの受容体 でそれを感じ取っているはず。
 その内容について、 五感 からの情報はある程度説明できるのですが、 何か については、言葉ではうまく表現できないので、非常にもどかしい・・・。



 残念なことに 五感 (肉体) は、年を重ねる毎に確実に弱く、そして衰えている実感があります。

 ところが、 何らかの受容体 については、
  不思議なことに 年々強くなっている? ような気がします。



 今回のお話、個人差が大きく非常に曖昧な部分を含んでいるので、いつも以上に ビミョ〜 な内容だったかもしれません。

 とはいえ、滝に限らず全ての物事において、例えば
  「良く分からないけれど、何かイイよね♪」  「あの人といると何か安らぐ」
 といった経験は誰にでもあるはず。

 他にも 「何かいる!」 とか、 滝好きであれば 「何か滝の匂いがする」

   その 何か を感じているのは 五感 ? それとも ・・・ ?



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骸骨滝(がいこつたき)・赤目四十八滝《日本の滝百選》・【三重県名張市】

【 アクセス等 】

 入山料(観瀑料) 500円  駐車料 800円 

 所要時間は最後の巌窟滝まで足を延ばした場合、 片道約90分程度(往復3時間) のようです。
 私は撮影しながらゆっくり散策したため、結局往復で倍の 6時間程度 かかりました。



【 赤目四十八滝 一覧表 】


赤目四十八滝 一覧表
 一覧表は パンフレットや案内等で 名称が確認できる滝 を、一般的な観賞ルートである、下流側 (日本サンショウウオセンター) からスタートした場合に出会う順に記し、 勝手に番号を付しています。



更に、 落差5m以上の滝に青色 ( 赤文字は赤目五瀑 )、落差を問わず 私が訪問した際に水が流れていなかったものに灰色 を付しています。






近畿の滝 / 日本の滝百選