御殿滝

【 滝戸川 】

山梨県甲府市 

御殿滝(ごてんたき)・山梨県甲府市

 落差7m、訪問時の水量は適度、大規模な滝ではありませんので(本質的に)やや乏しさはありますが、予想していたよりも良い雰囲気、水の透明度が高く好印象です。

 マイナス要素として滝上に 橋 があり、景観的にお邪魔な存在。



 滝巡りの話  第18話   『 滝巡り道中での 食事 の話 (その1) 』



 今回は みんな大好き 食事  のお話です。


 以前に道中で出会った人から 滝の近くにある美味しいお店とかも掲載してみては? という貴重な意見を頂き思案したのですが、結局無理と諦めたことがあります。


 理由は単純で、食べること自体は大好きですが、全くもってグルメではありませんし、 滝を効率的に、そして十分に愉しむためには 限られた時間を移動や観賞に利用する必要がある からです。

 食事がダメならばと、 ご当地ソフトクリーム を紹介することも考えたのですが、現地で 全種類制覇 などと拘り出せば、ただでさえ目に余る余計なお肉が激増することは明白、それも諦めました(笑)ソフトクリーム


 滝巡り道中での昼食 について、皆様の状況が気になるところですが、私は基本的に訪問当日の朝にコンビニで購入した おにぎり が圧倒的です。  サンドイッチも試したのですが、ザックの中で潰れ酷い状態に、また単にパンよりも米のほうが好きなことに加え、腹持ちが良いというのも選択理由。 


 購入するおにぎりは 梅 ・ 昆布 を基本に他の種類を気分に応じてチョイス、その日の滝巡り計画に合わせ 3〜7個 にしています。
  ちなみに、山梨県の 五色滝 のような、ガッツリ登山の場合は予備として、おにぎりの他に あんぱん お菓子 ナッツ  等の糖分・脂肪分高めなものを追加します。
 緊急時用の意味もありますが、疲れた時は甘いものが一番ですよね ♪


 代わり映えしない昼食ですが、 滝前では内容に関係なく強烈に美味しい ことは共感して頂けると思うのですが・・・?



 さて、日頃は変化のない食事内容ですが、 レアなケース もあります。
 その一つが、残暑厳しい初秋に訪問した 御殿滝 での出来事。

 滝の駐車場所付近にはベンチが整備されており、地元民と思われる人が一人座っていました。
 挨拶と遊歩道状況の確認、その後滝を愉しみ元の場所に戻ると コーヒーでも飲んでいきな との有難い御言葉、雑談に花が咲きました。


 更に少し早い昼ではありましたが、今度は 素麺食べていきな とのお誘い。
 遠慮したのですが、 すぐ出来るし美味いぞ、一人増えても茹でる時間は変わらんし、ワッハハ♪ とのことで喫茶から昼食へと移行。


 さすがに 上げ膳据え膳では申し訳ない ので、麺の冷却洗浄を買って出ることに。
 茹で上がったのは山盛りの麺、とても二人分とは思えない量への疑問とともに、ザルの入った大きなボール抱えながら、 御殿滝 上流の沢を渡った対岸にある湧水場まで急いで往復、途中転んでひっくり返さないよう慎重に。


 自然の中での食事というだけで十分美味しい と感じますが、茹でる水は湧き水、冷やすのも湧水、食べる前から既に美味しいことが約束されたも同然、もちろん超絶に美味い!


 食べ始めてすぐ、数台の車とともに地元民が集合し始め賑やかな昼食タイム、どうやら暑い夏場限定の憩いの場になっているらしい・・・。
 それもそのはず、ここは国道から少し山に入った場所ながら、とにかく涼しくて気持ちが良いのです。


ソフトクリーム 天然のクーラーが効いた中での昼食、持ち寄った食材等の物々交換とともに、一部が昼食として追加されることに。
 目玉品は タマゴタケ 、他にも ナス や 沢蟹 等、それらはその場で天婦羅に。
 ちなみに使用した皿は段ボール、余分な油を吸い取ってくれるので丁度良いのですが、何だかとっても ワイルド ♪


 マツタケ が加わる可能性もあったようですが、残念ながら見つけることができなかったようで・・・ (他の人には絶対に教えない秘密の場所がいくつかあるらしい)、それでも タマゴタケ は生まれて初めての食材、むしろマツタケよりも興味津々♪
 毒キノコかもしれんぞ (タマゴタケに良く似た毒キノコがあるらしい) と冗談交じりに脅されながら恐る恐る口にしたのですが、とっても美味しかったです♪


 御殿滝 で遭遇した想定外の出会い、初対面にもかかわらず温かく接して頂き感謝、本当に素晴らしい思い出となりました。
 大変申し訳なかったのは、私が物々交換品を持参していなかったこと、朝に購入した 少し潰れたコンビニのおにぎり を差し出すわけにもいかず、一方的に素麺のみならず現地の食材等を頂くことになり・・・。


 当日に出会った皆様には大変感謝するとともに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。



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【 アクセス等 】

 国道358号線から少し外れた場所、瀬戸山(山梨百名山)の登山道入口の少し手前にあります。
 数台の駐車スペース、遊歩道・展望東屋が整備、滝前観賞も可能 (足元注意)
 滝は入口から 2〜3分



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