霊 蛇 滝
【 日本の滝百選 (赤目四十八滝) 】 三重県名張市
落差は6m、滝本体の規模が小さいのとは対照的に、滝壺は大きく開放的な空間で、改めて水の色合いに目を奪われます。
正直、滝としては ビミョ〜 ですが、
個人的にはこの滝壺と滝前空間は好みのタイプ、滝の本質部分は別にして好印象です。
滝のどの部分に魅力を感じるかは人それぞれですが、私にとって 水の透明度は非常に重要 な要素の一つです。
滝巡りの話 第17話 『 ビミョ〜 な話 (その2) 』 今回は 前回 (第16話)
の続きで、 本質的ビミョ〜 のお話 表は 赤目四十八滝 の一般的な観賞ルートである、下流側 (日本サンショウウオセンター) からスタートした場合に出会う滝を順に記し、勝手に(笑)番号を付しています。 これに当てはめる基準は二つ、 5m以上の滝に青色 (赤文字は赤目五瀑)、落差を問わず水が流れていないものに灰色を付してみます。 すると落差が満たない9滝(色無)、更に訪問時に水が流れていなかった4滝(灰色)が除外され、 最終的に 基準を満たす滝は10滝 (青の部分) です。 あれまぁ、かなり減ってしまいました。 この一覧表を眺めているうちに、私の中で二つの境界が見えてきました。 さて、皆様の境界がどこにあるのか分かりませんが、今回一番言いたかったのは、 赤目四十八滝は、 とりあえず 赤目五瀑 (赤文字) を観賞すれば間違いない ということです。 なんだよ! 散々御託を並べた挙句、結論はそこかよ! お許しください、なにせ今回の話のタイトルが ビミョ〜 な話 なのですから・・・。 というのは冗談で、実際に私の中で 赤目五瀑 (赤文字) は全て 本質的ビミョ〜 が生じず、かつ 一定以上の見応え を感じました。 おやっ? と思った人は鋭い、それは 赤目四十八滝 を代表する 18番 荷担滝 は落差8m しかありません。
とはいえ 「迸る水」のHP内 において ビミョ〜 という文言が多数記載してあり、
更に今後掲載する滝の中には、落差や水量が申し分ないレベルの滝であるにもかかわらず、残念ながら ビミョ〜 に感じてしまう滝 (プラス要素も存在する) や、その逆のケースも沢山登場します。 滝の魅力を語るうえで 本質は大前提 であり、見応えに大きく影響 することは言うまでもありません。
微妙 という言葉には、本来 最後に 赤目四十八滝 全体の最終的な印象について、 ビミョ〜 ではなく 微妙 であったことを強調しておきます。 |