不動滝
<瑞牆山> 山梨県の滝・北杜市
日本百名山「瑞牆山」の登山道途中にある不動滝、常時豊かな水が流れている滝ではないようなので、過度な期待を抱かずに訪問しました。
登山道入り口から約1時間、目前に現れた岩壁にビックリ、滝の落差は20m程度で巨大な一枚岩の上を流れ落ちています。
滝巡りの話 第12話 『 一期一会 』 毎回、論点が曖昧かつ焦点もビミョ〜(笑)な「滝巡りの話シリーズ」ですが、基本的に「出会い」がメインテーマとなっております。 日常生活において、「滝巡りをして何が楽しいのですか?」と問われることがあり、その答えは一つではないので毎回返答に悩みます。 同じ質問でも相手がインドア派かアウトドア派かによってニュアンスの違いがありますし、アウトドア派であっても状況に合わせて様々な答の中からピックアップして回答、その際の反応も十人十色です。 さて、数ある回答の中の一つに 『人との出会い』 があります。滝巡り道中での出会いは私にとって非常に貴重であり、「滝そのものを愉しむ」こと以外の重要な要素なのですが、その場の状況によってプラスにもマイナスにもなります。 大半はプラス要素ですが、たとえば観光滝では人が多過ぎて落ち着かない上に、撮影すら困難な状況ではマイナス要素が強くなります。
当然私が 「心掛けていること(一話参照)」 などは実行出来ませんし(突然見知らぬ人に挨拶される側も迷惑(笑)でしょう)、そもそも観光滝では「出会い」と言えるのか微妙です。 他にも釣り人と出会った場合、真剣に魚と対峙している状況では声を掛けることが出来ず、気付かれないよう静かに通り過ぎます。 滝壺で釣り糸を垂らしていた際には挨拶すら出来ない上に、撮影にも支障が出るためマイナスの要素が非常に大きいのですが、別の場所で出会った際には釣果やその他の話で盛り上がったりすることもあります。 つまり単に出会いといっても、その時の「タイミング(第二話)」でプラスにもマイナスにもなるため、どちらに傾くかは運の影響が非常に大きいと感じます。 ただ、どのような状況であれ過去に撮影した写真を見る度に訪問時の記憶が甦りますので、最終的にはプラスマイナス関係なく貴重な財産であることには変わりありません。 瑞牆山の不動滝道中でも沢山の出会いがあり、駐車場・登山道途中・滝前等併せて20人近く、挨拶のみが大半ですが、クライミングに挑戦中の人との出会いは、思い出に残るものとなりました。 実際に自然の岩壁を登っている状態を見るのは生まれて初めてだったこともあり興味津々(^^♪ 瑞牆山は不動滝を含め岩の造形に非常に趣があります。登山道途中にも迫力ある岩壁が多数存在、滝が最大目的ですが、途中に見える清冽な流れも含め飽きることがありませんでした。 正直なところ、過去の滝巡りにおいて出会った人々に、その後何処かで再会する確率は限りなくゼロに近いと思いますが、だからこそ『 一期一会 』、たとえわずかな時間であっても、最大限その出会いを大切にしたいと思っています。 |
【 アクセス等 】
みずがき山自然公園 ⇒ (約30分) ⇒ 瑞牆山登山道入口 ⇒ (約60分) ⇒ 不動滝
登山道ですので、御気楽気分での訪問は避けたほうが無難。最低限、歩き易い足回りと万が一に備えての装備は必要です。
不動滝のみの場合は、みずがき山自然公園の駐車場(110台)が広くて便利ですが、車高の高い車であれば更に奥にある林道を進み「登山道入口の駐車場(約15台程度)」も利用可能です。私の場合、様子見も兼ね行ける所までと半ば強引に進入したものの、所々荒れ気味、水溜まりもありヒヤヒヤしましたが、ノーマルセダン車でも何とか到達できました(笑)
ただ、もし現地の状況を事前に知っていたら、おそらく「みずがき山自然公園」から歩いていたと思います。
林道終点の駐車場は休日午前9時頃には満車になってしまう可能性がありますので、早めの到着がオススメです(訪問した朝6時前の時点で一台のみ駐車、午前10時過ぎには満車)。
ただ、みずがき山自然公園から登山道入り口までは約30分程度余計に歩く必要があるので、判断はお任せします(^^♪
通常、瑞牆山の登山には瑞牆山荘の駐車場(100台)を利用する人が多いようです。
訪問時の帰路に通った際、瑞牆山荘付近は大勢の登山客で賑わっていました。
【 滝前撮影ポイント情報 】
滝前は開けており、左右どこからでも安心して眺められます。ベンチが整備されていますので、休憩場所として最適です(^^♪
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