男滝(関之尾滝)

宮崎県の滝・都城市

男滝(関之尾滝)

  『 関之尾滝 』 は三滝の総称 で、日本の滝百選に選ばれた「大滝」、そして「男滝」「女滝」があります。

 「男滝」は 「大滝」 の右側にあり、落差は10m程度で訪問時の水量は良好、豪快な大滝の陰で控え目にひっそり流れ落ちています。



 滝巡りの話  第15話 


   『 告知 (掲載方針の変更) 』 と 『 男滝(関之尾滝)の人為的要素 』


 今回は告知 & 前回( 第14話 )に引き続き「人為的要素」のお話

 告知については単なる個人的な決意表記、かなり「ど〜でもいい話」なので適当にスルーして下さい(笑)
 男滝(関之尾滝)の人為的要素について、人によっては滝の印象を損ねてしまう可能性があることをご理解ください。


 「当HP ・迸る水」の掲載滝について開設以来、人為的要素の強い滝は極力掲載しない方針でしたが、今後(令和元年10月〜)は要素を表記した上で掲載していくことにしました。理由は大きく2つ

  1. (自己満足的)滝情報サイトとして一層の充実を図るとともに、あらゆる側面から滝の魅力を表現するため。
  2. 経年による既訪滝の環境変化、更に自身の滝に対する心境にも様々な変化が生じてきたため。

 1については、人為的要素を厳密に捉えてしまうと、「掲載できない滝が多数出てきてしまう」という悩ましい現実があります。
 例えば九州の有名な高千穂峡にある百選「真名井の滝」の滝口は・・・。他にもダムや水門があり水量調節可(日光華厳滝・奥入瀬渓流)、滝の上流や下流・本体の造作 (崩落や災害防止・復元・発電・水路・湧水放流工事、川廻し)といった何らかの手が加わった滝を全て排除し、完全な自然滝のみに限定してしまうと、滝の情報ページとして網羅性を満たすことができない問題がありました。
 また、要素の表記について、「滝の魅力のみを発信すれば良いのでは?」というご意見もあると思いますが、色々悩んだ末に事実は隠さず表記したほうが良いという結論に至りました。

 2については、ホームページ開設からそれなりの年月が経過、既訪滝の環境に様々な変化が生じ、訪問当時には存在していなかった人為的要素が加えられた滝も見受けられます。他にも九州のいくつかの滝と出会い、要素に対する自らの考え方にも少しずつ変化が・・・(具体的な内容はについては今後掲載)
 また、長年利用していたサービス(yahooジオシティーズ)が終了、ホームページの閉鎖も検討しましたが、葛藤の末に続けることを決意、更に思い切って独自ドメインを取得、令和元年という節目に新たな気持ちでスタートしようという思いがあります。


    関之尾滝の大滝と男滝 (向かって右側が男滝)
関之尾滝(大滝・男滝)


 さて、告知はここまでにして早速ですが、この男滝は自然に形成された滝ではありません (左に見える立派な大滝は自然滝
 具体的には庄内川の関之尾滝上流から農業用水路を掘り、余剰水を川に戻す際に出来た滝で、流れる水は上流からのもの、また滝を構成する岩壁もその場にある自然石です。 訪問当初、男滝の人為的要素を全く知らずに観賞、いくつかの疑問を感じつつも、遠方から見る限り目立った負の要素は感じられませんでした。


 大滝と男滝、更に女滝を観賞後に要素を認識(現地案内板にて)、気になっていた疑問は解消されましたが別の思いが生じます。それは滝の印象が負の方向に傾いたことも事実、しかしながら、歴史的・文化的・経済的価値、更には景観的価値も含めてのプラス要素も同時に認識することになり、滝に対して抱いている思いにわずかながら変化が・・・。


 滝の魅力とは何か? 常に変化し続ける滝のあるべき姿とは?
 新たな滝との出会いの旅は、今後も続きます・・・♪


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男滝(関之尾滝)

【 アクセス等 】

 専用の駐車場、トイレ整備、飲食店もあります♪
 非常に整備された遊歩道があり、誰もが装いに関係なく安心して愉しめます♪



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