黄金の滝

大分県の滝・日田市

黄金の滝

 川原川の本流にかかる滝で水量十分、落差10m弱ですが幅があることに加えて周囲の開放感が心地良いです♪
 良く見ると滝口はオーバーハングしており、裏側からも眺めることができそうです。


 訪問時、熱心に油絵を描いている人がおり、やはり日本版画会の巨匠が題材にしている場所(※下記「現地案内板より」参照)ということで、この瀧には心を大きく揺さぶられる「何か」があるのかもしれません。ちなみに私は鈍感なのか、強烈な揺さぶりとまではいきませんでしたが、流身には中々の趣を感じました♪

 滝は国道387号線沿いにあり観賞は御手軽、ドライブで凝り固まった体を解しながらの滝見を愉しみました♪



【 現地案内板より 】

 現地案内板掲載の版画 棟方志功
 「なに!黄金の瀧と?」
 「そうですよ。この付近は昔、金が採れていたので、誰言うとなく黄金の瀧と・・・」

 志功は瀧壺の縁に佇ち、周囲の青葉を震わせながら、音を立てて滔々(とうとう)と溢れ落ちる水勢に息を呑んだ。

 「うーむ。それはそうと秋ともなれば周囲の紅葉が生えて、この瀧は黄金色に輝くであろう。その美事な様が目に浮かぶ。」

 瀧の勢いと響きに心を任せていた志功は、やがて画帖を取り出し、力強いタッチで筆を走らせた。鴉(からす)が一羽瀧壺をかすめ去った。

 昭和四十七年(1972年)八月のことである。九州各県の景勝を歴訪された日本版画会の巨匠 棟方志功先生は上津江村笹野を訪ねて「黄金の瀧」に痛く心を動かされ、後に版画に掘られ「続西海道棟方版画集」(八月の棚)に収められた。


左の画はその版画を模写したもの


 ※川上に向かって右手下方に見えるのが「黄金の瀧」である。


  (旧)上津江村教育委員会


【 アクセス等 】

 道路脇に駐車スペースがあります
 滝は道路から眺められるので、装いに関係なく誰でも楽しめます♪




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