仙の滝
群馬県の滝・中之条町
特筆すべきは滝の横に張り出した奇岩、微妙に傾き今にも倒れて・・・
下からじっと見つめていると、動くはずのない岩が少しずつ自分に向かって倒れてくるようで怖い。
横から見ると、上に行くほど岩が張り出している。これを下から見上げると、迫って来るように感じてしまうのだろう。
迫力の奇岩と対照的なのが滝、落差は約20mで滝壷は存在しない。
滝の流身に焦点を当てると穏やかで優しい雰囲気を感じるが、余りにも岩の印象が強いのか、水量については「控えめで少し迫力に欠けるなぁ」というのが第一印象。
「水量が多ければ、強烈な迫力だろうな」と思いつつ、「もし多かったら、あの奇岩は形成されただろうか?」
「むしろ控え目な水量にこそ、独特な造形美を生み出す要因があったのでは・・・?」そんな事を考えていたら、控え目の中に秘められた大きなパワーを感じました。
【 アクセス 】
国道405号線沿いから集落への道を進むと、数台駐車できる場所があります。