みろくの滝・弥勒の滝
青森県 田子町
滝が目に入った瞬間に頬が緩み、無意識に飛び出した第一声は カワイイ ♪
滝を見て カワイイ ♪ と 感じたのはこの時が初めて、何とも不思議な光景に見入ってしまい、しばらく撮影することなど忘れてしまいました。
落差３０ｍ 幅２０ｍ、水量は適度 な状態
別名 スヌーピー滝 とも称されるその姿は 唯一無二 、自然が創り出す造形はいつもながら不思議としか言いようがありません。
驚くのは目に相当する丸い穴と岩の亀裂や窪み、それらが絶妙に配置され、単なる見応えとは全く別の魅力が炸裂、この滝を際立たせる要因になっています。
必ずしも全ての人が スヌーピー を想起するわけではないと思いますが （滝前で出会った近隣住民の家族は スヌーピー の別名を初めて知ったとのこと）、誰もが無意識のうちに 何らかの動物を思い浮かべてしまう と思います。
肝心なのは丸い窪み、これが岩の下部にあった場合には、 カワイイ ♪ という言葉が発せられることはなかったでしょう。
眺めていて全く飽きることのない 弥勒の滝 、岩の造形 のみならず 描かれる水紋 も印象的、全体を眺めるもよし、部分的に切り取るもよし、角がなく丸味を帯びた穏やかで滑らかな景観 、訪問した誰もが 穏やかで優しい心持ち になると思います♪
あえてマイナス要素を挙げるとすれば 水量 、力強い水流に魅力や見応えを感じる人には、少し物足りないかもしれません。
【 現地案内板より 】
室町時代の初期のこと「キュウ岳坊」と呼ばれるお坊さんがこの近くの村にたどりつきました。
村人の一人が哀れに思い、このお坊さんに食べ物を差し出したところ、断食修行中なのでそれら一切断りつづけたのです。
何日かして村人は、餓死してしまっているそのお坊さんを見つけました。
村人はとても悲しみ、お坊さんを弔う事になり、中岳に慰霊碑を建てました。
みろく菩薩を信仰していたこのお坊さんにりなんで、いつしかこの滝を「みろくの滝」と呼ぶようになりました。
（ 田子町観光協会 ）
【 アクセス等 】
専用の駐車場があり、そこから５分程度で滝前
遊歩道（未舗装）整備、アップダウンはほとんど無く誰もが気軽に愉しめます♪
マップコード （駐車場） 839 445 465*17