法体の滝
【 日本の滝百選 】
秋田県 由利本荘市
【 現地案内板より 】
法体の滝は、子吉川の支流「上玉田川」にある高さ 約57m の滝で、上流から一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、鳥海山を源流にもつ滝の中で唯一、鳥海山に対面している珍しい滝となっています。
法体の滝は鳥海山から出た、厚さ50m以上もある1枚の溶岩でできており、約10万年前の噴火で流れでた「法体溶岩」が上玉田川をせき止めて、その上から水が一気に流れ落ちています。
三の滝の周りには溶岩が冷やされてできる「柱状節理」が見られ、一の滝、二の滝の下には溶岩が削られてできた「甌穴(ポットホール)」があり、直径30cmから2m以上のものまで存在します。
なぜ「法体の滝」と呼ぶの?
この地に訪れた弘法大師(空海)が、滝のすばらしさに見とれているとき、突然目の前に白髪の老人が現れました。大師が滝の名前を聞いたところ、老人は「法体」と答えました。大師はその老人を不思議に思い何者かきいたところ、老人は「この滝に行をなす不動明王である」と答え、ふっと姿を消してしまいました。大師はその老人が立っていた場所を三度礼拝し、近くの洞窟(弘法平)で修行を行ったといわれています。
落差水量十分の立派な滝で、岩の造形良し、滝前空間広し、全体の雰囲気も良いです ♪
遠方からも滝が良く見えます。
右岸側に遊歩道が伸びており、上方からも愉しめます♪
【 アクセス等 】
専用の駐車場整備
装いに関係なく気軽に愉しめます。