竜神の滝
長野県の滝・松本市
上高地の南、白骨温泉近くにある竜神の滝、落差は数m程度? 水量はそれなり、苔生した岩肌を緩やに流れる姿は優しい雰囲気。
流れの発端を辿ると、不気味な岩穴から絶え間なく大量の水が放出されており、とても不思議な光景です。
厳密には上記掲載画の三枚のうち、一枚目が竜神の滝の本滝と思われます。ただ、二枚目(本滝の左隣)、三枚目(本滝より右側、少し道路上った場所)もすぐ近くにあるため、これらも含めて竜神の滝と考えても?
正直、滝単体では小規模のため見応えにやや乏しさを感じますが、石灰質の岩肌や近くの天然洞穴も含め、自然の造形美を楽しむことができます。また、道路脇という立地はマイナス要素ですが、観賞の手軽さという点ではメリットとも言えます。
【竜神の滝・現地案内板より】
地下水が石灰岩を溶かして鍾乳洞をつくりました。地下水はいまでも無数の穴から白糸の垂れ水となって落下しています。そのありさまは神秘的でさえあります。昔からここに水神が住むと言われ、竜神の滝と呼ばれるようになりました。
【 隧通し(天然洞穴) 】
「隧通し」とよばれる天然洞穴は、地下水が石灰岩を溶かしてできたもので、それが地表に露出したものであるといいます。その後、湯川と湯沢の激流が洞穴をさらに溶蝕して天然橋をつくりました。現在は天然橋の上がバス停になっています。(現地案内板より引用)
【アクセス情報】
全ての滝は道路脇(県道300号線沿い)にあるので、車窓からも眺められます。近くに駐車場あり。