早戸大滝
(日本の滝百選) 神奈川県の滝・相模原市
神奈川県に在る日本の滝百選、東京からも近い位置にありながら、遠く険しいのがこの早戸大滝。落差50m、別名「まぼろしの大滝」と呼ばれ、滝前にある岩壁が滝を隠し全体は一望できません。
それとは別に、滝までの険しい道のりに、まぼろしと呼ばれる所以があるのかも?
駐車場所から二時間弱、山道を辿り、渡渉すること数回、ようやく目的の滝がチラリと目に入った瞬間、ここまでの疲れが一気ニ吹き飛びます。ただ、そこからは滝の上部しか見えません。
当然ながら、ここまで来て滝壺を見ないわけにはいきません。
改めて気を引き締め直し、ご厚意によって取り付けられたトラロープを頼りに右岸を木の根を掴み登ると、少し見晴らしのいい場所に辿り着きます。
それでも滝手前には岩壁に隠れた部分が・・・。
滝壺まで行けるとの下調べ情報通り、先に踏み跡があり、覚悟を決め滝壺へと向かいます。
下段の滝口を横切るように対岸に渡ると、見えなかった部分がついにその姿を現します。
そこから見上げる早戸大滝は堂々と威厳に満ち溢れ見事なもの、「ここまで頑張ってよく来たな!」っと、滝がささやくのを聞いたのは、私だけでしょうか? 【 大雨と雨乞う 】 (旧案内板より) ある年の夏、日照りが続き農作物がほとんど枯れてしまい、困った村人は毎日集まって話し合いました。 |
【 アクセス等 】 神奈川県相模原市緑区鳥屋 |
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【 注意 】 当HPでは、一部を除き判別不能な道を通るような滝は紹介していませんが、早戸大滝は別です ※ 掲載情報を基に訪問し、被った事故や不利益について一切責任を負いかねます 訪問に際し全て自己責任にて、かつ十分な安全確保をお願いいたします 以下に、簡易的なアクセス方法を記載していますが、状況は保障できません 地元の渓流釣師の話では、「雨が降ると物凄い流れで危険」との事で、天候(局地的豪雨等)にも十分な注意が必要 訪問を考える場合には、下記項目を念頭に置いてください。 ※ 夏場は ヤマビル への対策が必要 吸血されたとしても生命に問題ありませんが、「出血が止まらない」「跡が残る」等の状況に陥ります。 |
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【 林道区間 ( 舗装路 ・車両移動 ) 】 宮ケ瀬湖を過ぎるとトイレがないので、必要な方は「鳥居原ふれあいの館」を利用すると便利 |
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【 林道区間( 砂利道・徒歩 ) 】 駐車場所からは徒歩(林道)⇒ 林道終点 |
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【 登山道区間 】 伝道 ⇒ 丸太橋(最初の早戸川渡渉) 林道の終点が伝道。ここから登山道になります。
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【 早戸川遡行区間 】 丸太橋 ⇒ 雷平 ⇒ 早戸大滝 徒渉する箇所には赤のビニールテープが木に巻きつけてあります。 |
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【 その他 】 途中には、岩場がありトラロープなどを頼りに進みます。 靴について、登山靴・沢靴・長靴の選択肢が挙げられますが、何が良いかは各々で違うと思いますのでお任せします。というのも、早戸で出会った人の意見が全く違う・・・。 ちなみに私は登山靴、橋が流されていなければ、濡れませんし・・・。一応、念のため長靴や沢足袋もザックに用意していましたが、履き替えるのが面倒なので渡渉時には洗濯も兼ねて登山靴でジャブジャブ(笑) |
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【 感 謝】 橋が流された場所で休憩していると、森林組合の方が来て丸太を手際よく補修していました。 |
しつこいですが、改めて ★ 注意 ★
早戸大滝までの道程は登山道や踏み跡が存在、リボン等の目印もあり道に迷う程ではありません。日頃から山登り等をされていれば何の問題もなく辿り着けると思います。
ただし、思わぬところで転倒、動けるようであれば問題ありませんが、怪我の程度が重い場合には危機的状況に陥る可能性があります。
実際、平成25年に早戸大滝の撮影目的に訪問された方が転落し、動けなくなる事象が発生しています(一週間後に無事救出)
訪問には十分な注意・万全の装備をお願いいたします。