豊英大滝(大戸場滝)
千葉県の滝・君津市
清和県民の森内に流れる滝で、落差はそれほどでもありませんが、幅もあり上段の大きな滝壺が印象的な事に加えて、川床には砂利が一切なく、通常目にする滝とは何処か違っているのも特徴的です。
やや少なめの水量のため下段の滝は滝とは言えないような状態でしたが、増水時には上下段あわせて見応えもありそうです。
また、御覧のとおり左岸と右岸では同じ滝ながら印象が異なり、雰囲気の違いを感じていただけるのではないでしょうか。
マイナス要素として、滝上に橋が見えてしまうのはちょっと残念・・・。
尚、滝上段に近付くためには川の中を歩く必要があり、濡れたくない場合は長靴を用意したほうが便利。滝はちょうど橋の下にあり、橋上からも見ることができますが、滝上流側なので正面からは見えません。
【案内看板より】
市内には、三十箇所にも及ぶ滝が見られますが、その中の代表的な滝の一つが、豊英湖に注ぐ木和田川にあるここ「豊英の大滝」です。この滝は深く削りこまれたU字谷の川床に段がつくられたもので、落差7.5mと2.5mの二段に分かれ、幅は約20mあります。
また厚い砂岩層に薄い泥岩層や凝灰岩層を挟む(清澄層)岩盤でできており、大きな滝壺や河水の侵食によってできた穴などがあり、中にはウグイやギバチなどの魚が見られます。また、滝の上流と下流は浅く平坦で広々とした河床では水遊びができるとともに、白糸を垂らしたように見える滝と周辺の自然が融和した景観は、すばらしいものがあります。
国道410号線 ⇒ 清和県民の森⇒ 滝遊歩道入口
専用の駐車場はありませんが、近くに路肩があり数台駐車できます。