女滝・男滝
【 黒山三滝 】
埼玉県の滝・越生町
天狗滝 とは違い、木々に囲まれて二つの滝が仲良く流れ落ちています。
男滝は勢い良く跳ねるように迸り、女滝は溢れた水が零れ落ちる様に流れています。
女滝手前には赤い橋がかけられていて彩りを添えています。
また、滝から少し離れれば二つの滝を見ることが出来、紅葉の時期には滝の周辺は絵になるような光景が広がります。
どちらの滝も間近に見ることが出来るのはとってもいいです。
【 現地案内板より 】
越辺川の水源で藤原の出会い近くの秩父古成層の断層を流れ落ちる男滝、女滝、天狗滝を総称して黒山三滝という。
このあたりは古くから修験の道場として栄え、江戸時代中頃からは、信仰と遊山を兼ねたレクリェーション場として賑わった。
特に男滝、女滝は形の美しさから、江戸市民が多数訪れており、江戸吉原講中の道しるべが残されている。
明治に入り鉱泉が発見されると、新緑、納涼、紅葉狩りにと四季折々訪れる人が後を絶たない。
昭和25年に日本観光地百選、瀑布の部で第九位に選ばれている。
また、近くには暖地性植物の宝庫と言われる藤原入があり「アオネカズラ」の自生地は北限の自生地として知られ天然記念物に指定されている。
その他、天狗滝奥の太平山には、修験者栄円の墓や行者像がある。