山崖の滝

群馬県の滝・桐生市

山崖の滝1
山崖の滝2
山崖の滝3
山崖の滝4

 赤城山周辺には個性的な滝が点在し、それらの滝の全てを一日で巡るのは、おそらく無理ではないかと思います。

 「山崖の滝」は山の東側に位置し、滝前は開けており解放的、水量は程々で優しい印象、非常に心和む雰囲気が気に入り滞在時間の延長となりました。

 圧倒的な落差と水量で迫ってくる滝も好きですが、こういった滝もやっぱり好き♪ 要するに、全部好きなのです(笑)

 落差は見えている部分だけでも15m以上はありそうですが、見えない部分も含めれば更に大きくなるのでしょう。


 別名「三階の滝」とも言われ、おそらく三段の滝が存在していると思うのですが、一見すると二段滝にしか見えません。良く分からず滝前をウロチョロしていると、何となく三段に見えるアングルがあり勝手に納得(笑)していましたが、実際には更に上段があるようです。


 余談ですが、この滝に向かう遊歩道入口付近に広い円形状のスペース、その前には木造建造物、更にその先にまっすぐ山に向かって伸びる階段状造作物があります。 周囲はバンガローなどのキャンプ施設があるとはいえ、「ふれあい広場」となっているその円形スペースと造作物は、何か異質な雰囲気を感じました。

 帰路の際、駐車場で地元の人と話す機会があり、色々と教えて頂いているうちに分かったのですが、この場所はかつて 利平茶屋駅 ⇔ 赤城山頂駅 を結ぶ「赤城登山鉄道」が運営するケーブルカーの起点、赤城山観光の目玉として一時期 賑わっていたとのことでした。公園とはいえ、山の中に妙に整備されていた道路&造作を見て感じていた疑問を解決できました。

 なお、利平茶屋森林公園は非常に広い駐車場(無料)と複数のトイレが整備、周辺は「山好きな人・花好きな人・野鳥好きな人・キャンプ好きな人・廃線好きな人・とりあえずマッタリしたい人・滝が好きな人」など、様々なジャンルの人の興味を満たしてくれるであろう気持ちの良い場所でした(^^♪



【アクセス情報】   所要時間 : 20分〜25分程度

 国道122号線 ⇒ 県道62号線 ⇒ 県道70号線 ⇒ 桐生市・利平茶屋森林公園
 とにかく利平茶屋森林公園を目指せば、問題なく辿り着けると思います。
 道路は完全舗装に加えて立派な駐車場&トイレ完備です。

駐車場付近


 駐車場からは広い砂利道 ⇒ ふれあい広場(円形スペース) ⇒ 吊り橋 ⇒ 遊歩道
 滝の直前からは遊歩道というより登山道な雰囲気になります。

 所要時間は25分程度、最後は登山道気味になるため、少なくとも運動靴程度は必要でしょう。
 訪問途中出会ったのは三組、一組は犬との散策中で「犬が疲れちゃって途中で引き返しました」、二組目は「途中から登山道みたいになってきたので、引き返しました」とのこと、三組目は夫婦で散策、滝前で少しばかり談笑させていただきました。
 なお、三組中二組が途中で引き返しており、御気楽気分で訪問すると先の状況がわからず大変に感じるのかもしれません。ただ、登山道気味な後半部分以外は、それほど大変な道程ではないと思いますので、ゆっくりマイペースで(^^♪

遊歩道入口の吊り橋

遊歩道入口の吊り橋

滝前直前

滝前直前


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不動大滝(滝沢の不動滝)
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旭の滝
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乙女の滝
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大猿の滝
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