関東地方にある日本の滝百選の中で、早戸大滝に次いで道中の難易度が高いのが常布の滝です。
以前から訪問したいと思いつつも、アクセスの不安や天候不良、熊出没情報などにより計画倒れとなっていましたが、ついに対面することができました。
落差は40m、異様な色を纏った絶壁に囲まれて、長い年月をかけ削り取られた滝口から勢い良く落下しています。
見事な景観であることは言うまでもありませんが、この滝ならではの不気味な雰囲気、一見の価値があります。
滝壺に下りて見上げれば、突き抜けるような青空、鮮やかな緑、力強い滝筋、そして不気味な岩肌のコントラストが眩しく、正に絶景。また、訪問時は雲ひとつない最高の天気に恵まれ、更に虹も加わりとっても印象的な滝となりました。
余談ですが、予定では滝壺に1時間の滞在予定でしたが、見事な景観を前に時を忘れて見入ってしまい、結局予定を大幅オーバーの3時間以上(その間誰も訪れず、独占状態)も滞在してしまいました。 熊ちゃん(これはお断り(笑))にもシカにも出会いませんでしたが、アブの大群に囲まれて苦労しました。
11月前後に熊と遭遇したとの情報を頂きました。11月に限らず訪問される方は熊に十分ご注意ください。